新酒の薫る伏見の新春
日々寒さの中に、暖かな陽光が射すようになりました。
大石天狗堂は、年が明けても相変わらず忙しい毎日です。
さて、伏見の冬に欠かせないのが新酒の仕込み作業。
日本酒の仕込みに忙しい酒造メーカーが、大石天狗堂のすぐ近所にも『月桂冠』『黄桜』『山本本家』等、多数軒を連ねる。
元々京都の地下には大きな水がめがあり、琵琶湖(貯水量275億トン)に匹敵するほどの地下水(貯水量211億トン)を蓄えているそうです。
伏見はその地下水が湧き出す地として発展し、裏千家の茶道、宇治のお茶、酒作りが盛んに行われてきた歴史があります。
伏見の名水で有名な【御香水】などは、徳川家の産湯としても使われ、霊水としても大切にされてきました。
京都の地下水は、他の軟水よりも鉄分やマグネシウム、カルシウムなどが少なく(東京の地下水の約10分の1)、やわらかで繊細な口当たりが特徴。
素材の味や香りを壊さず、薄味でもうま味や繊細な素材の味を引き立てる水として、京都の老舗料亭、酒造メーカー、京豆腐屋が千年以上使い続けて来た郷土の名水です。
そんな京都の名水を使ったお酒のイベントが、伏見で開催されています。
『【酒蔵開き】(2013年2月10日日曜日11:00~15:00)伏見銘酒共同組合主催』
新酒の他に、鳥せい本店の粕汁なども販売され、京都の冬の定番としてお酒好きな方達の間で評判のイベントとなっています。場所は、月桂冠直営の食事処【月の蔵人】の前です。
詳しくはこちら⇒http://www.fushimi.or.jp/blog/pdf/2012/1018_kurabiraki.pdf
大石天狗堂から歩いて2分位の処ですので、京阪電車:伏見桃山駅から会場までのルートの途中に当店に立ち寄ってから、会場に向かわれても良いかと思います。
また3月23日土曜日には、伏見観光協会と酒造組合が共同で開催するイベント『【第7回日本酒まつり】(9:30~15:00最終受付)』が行われます。新酒の利き酒や伏見の清酒が当たるスピードくじのイベントなど盛り沢山。
詳しくはこちら⇒http://www.fushimi.or.jp/blog/pdf/2013/matsuri7.pdf
場所は、御香宮神社、伏見夢百衆。
御香宮の詣内では、上記の御香水を汲む事が出来ます。
日本酒は飲むだけでなく、お風呂にコップ1~2杯ほど入れると体内の老廃物を取り除き、発汗作用が良くなり肌艶が良くなるようです。
是非、20歳以上の方は、日本酒をお召し上がり下さい。