新シリーズ 楽しい京都弁講座 Vol.4【かまへんえ!】
皆様、ごきげんよう。
広報の藤澤です。
本日も、宜しくお願い致します。
いきなりですが日本の観光地の中で
【行きたい観光地ランキングの中で京都は何位?】
年代や性別、家族で行くのか、友達と行くのか。
いろんな要素で変わるでしょうけども、筆者にとっては、京都はナンバーワンですね。
理由は、四季折々の風情があり、夏の京都や秋の京都といった風に、イベントや食事の献立まで変化します。
そしてそのどれもが、魅力的で飽きがこない。
大自然を満喫する観光地は日常のモヤモヤを吹き飛ばし晴れやかな気分にしてくれるでしょう。
寺社仏閣も非常に多く、またそれらへのアクセスも豊富で時間的距離も近いので、限られた時間内で沢山の場所やイベントが堪能できます。
食べ物やお土産やテーマパークを楽しむのもワクワクします。
自然の中の温泉で疲れをいやすのも、最高のリフレッシュになるでしょう。
ただ『季節』で考えた時どうでしょう。
ある観光地には、その場所の最高の季節というものがあって、その季節に訪れれば最高に堪能できますよね。
しかし、その他の季節は違う観光地を検討しませんか?
例えばハワイは年中常夏でいつ行っても、最高のリゾート地です。
雨季と乾季で気温差や雨振りかの違いこそあれど、日本の春夏秋冬ほどの季節差は無いですよね。
つまり、ハワイにみんなが求める観光要素は、【常夏】【マリンスポーツ】【海のアクティビティ】【水着・パレオなどの解放感】といった夏といったことだと思います。
決して【桜を見にハワイ】とか【温泉に浸かってゆったりする為にハワイ】とはならないでしょう。
もちろん、そういった見どころも合わせて楽しめれば、最高ですがハワイの売りはそこでは無いと思います(あくまで筆者の主観です)。
京都は年中、季節ごとの魅力に溢れています。
是非、現在の京都を楽しみにいらして下さい。
さて、シリーズも早4個目の『楽しい京都弁講座』。
本日は、『かめへん(かまへん)』+『え』です。
これは、この「かめへん」とは、英語でいうところの【no problem】
標準語だと【問題ないですよ】という意味の関西弁です。
京都だけではなく大阪などでも普通に使います。
『ごめーん、おっちゃん。急(せ)かしてもーて』
『かめへんかめへん(かまへんかまへん)』
と言う感じですね。
このかめへんとは、構わない⇒かまわない⇒かまわへん⇒かまへん⇒かめへん
と変化したのでしょうね。
関西弁は、発音の流れ・テンポ・スムーズさ・キレを大事にします。
言い易さ、しゃべり易さを重視する言葉使いが多いです。
それに関西人(特に大阪人)は、イラチ(せっかち)が多く、言葉もモタモタ・ウダウダ・長々と喋られるのを嫌います。
話の途中で「要は何が言いたいねん!」と怒り出す人もしばしば。
関西弁で良く聞く、
■あります⇒おます
■ごめんなさい⇒堪忍です⇒かんにんです⇒かんにん
■ありがとう⇒おーきに
など、端折った言い方や、前後の言葉の流れで言い易い言葉に変化して喋られたものが多いことにも気づく事でしょう。
しかし、これらは関西圏全体でよく使われますので、【これは京都弁だ!】とは言いにくいです。
ところが、ここに『え』を付け足すといきなり京都弁になっちゃうんですね。
おますえ
かんにんえ
おーきにえ
これは、意味は変わりませんが、えを付ける事で
「あります」 から 「ありますね」
「ごめんなさい」 から 「ごめんなさいね」
「ありがとうございます」 から 「ありがとうね」
といった気さくさや、親しみやすさが加味されます。
なんでもかんでもえを付けると京都弁というわけではありませんが、多くの京都弁の語尾は【え】でおわりますえ。
#えが付くと京都弁
#かめへん
#おーきに
#no problem