2017年08月19日 かるた

皆さんこんにちは。

広報のFです。

よろしくお願い致します。

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お盆も過ぎて、少し暑さも和らいだ気がする京都伏見。

これから、徐々に湿度が下がり風にヒンヤリ感が出て来ることでしょう。

 

微妙に暑さ寒さの変わり目で、室温や服装に気を遣う季節になってきました。

 

 

さてさて

皆さんは、京都の歌をご存じですか?

 

『まーるたーけ えーびすにー おしおーいけ♪』というあれです。

これは、京都の町が碁盤の目のように、縦 横に道が通っており、その通りごとに名前が付いているので、憶える為の童歌(手鞠歌)です。

ちなみに、東西を結ぶ横の通りは、御所のすぐ北側から順に【丸太町通り】【竹屋町通り】【夷川通り】【二条通り】【押小路通り】【御池通り】と下がりながら歌います。

同じく南北を結ぶ縦の通りも歌があります。

『てーらごーこ ふーやとーみ やなぎさーかいー♪』という童歌です。

この歌は、京都の人でも知らない人もいて、フルで歌えると、少し自慢です。

私は無理ですが!

 

ところで、いろはかるたにもこのような童歌的歌詞があるのをご存知ですか?

 

『いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす』

この三十七文字に最後(京の夢 大阪の夢)の京を入れ四十八文字がいろはかるたです。

これは同じ仮名が重複しないですべて使われた誦文(ずもん)のことで、手習の基本として多くの人が筆を走らせ、日本中世~近世では【いろは順】として多く番号付けや組み分けで利用されてきました。

有名な処では、江戸の消防活動を町ごとの組織で行う制度【町火消し】

この組織をいろは順に(い組)(ろ組)(は組)など四十八組の火消組合が江戸の町火消し組織として、消火・防災活動を行ったそうです。

因みに「へ」「ら」「ひ」「ん」はそれぞれ「屁」「マラ(男性器)」「火」「最後=終わり」の意味に通づる事から、「百組」「千組」「万組」「本組」に置き換えられました。

時代劇暴れん坊将軍では、【め組の頭】として北島三郎扮する辰五郎がパっと思いつくのですが、筆者のあとの世代だと、二代目め組の頭:山本譲二扮する長次郎や、三代目頭として松村雄基扮する栄五郎が出て来るのでしょうね。

これが、ジェネレーション・ギャップっすか‼!!

 

現在は使われなくなった、ゐ(い)、ゑ(え)も含んでいるのが、歴史を感じますね。

 

この文言に、意味のある歌詞のようになったものがこちら

『色は匂へど 散りぬるを

我が世たれぞ 常ならむ

有為の奥山 今日超えて

浅き夢見じ 酔ひもせず』

 

意味は、諸説ありますが

匂い立つほどの花も いつかは散ってしまうものです。

この世の誰が 永久に不変でいられましょうか。

今のこの世の事を忘れ 儚い夢をみたり

酔いにふけっていては いけません。

 

ふ、深い!!!

っていうか、重い!!!!!

 

こんな真理のような内容だったとは。

 

普通に『いーろーはーに ほーへーとー♪』って軽~く読んでいましたよ、私。

 

いろはかるたも、長い歴史なりの深い意味が込められていましたとさ。

おしまい。

 

 

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