2020年05月21日 ニュースブログかるた全般

皆さんこんにちは。

広報の藤澤です。

よろしくお願い致します。

新型コロナウィルス感染症の収束が先行きが不透明な状態ですが、営業を一部再開しているお店などが増えて来ました。大石天狗堂も永らくお店をクローズしていましたが、昨日再開しております。

街中で品切れだったマスクや消毒アイテムが手に入るようになり、ボチボチとではありますが、良い兆しが見えてきている気がします。

ただし、まだまだ気を緩めることなく、日々気を付けていかないとと思う今日この頃であります。

 

さてさて、「Stay Home」奨励で家遊びが増え、電子ゲームや、読書、映画鑑賞などと一緒に、かるたで遊ぶ人も多いようです。

かるた以外にも、百人一首を遊ぶという人もいます。

そこで最近の質問なのですが

「百人一首で使われる文字は、なぜ違う文字を使っているのか?」

例えば、在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん/在原業平)の『ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは』

この有名な和歌の【からくれなゐに】の【ゐ】は、【い】と詠みます。

 

なぜなのでしょう?

 

同じように伊勢大輔(いせのたいふ)『いにしへの 奈良の都の八重桜 けふ九重に にほひぬるかな』の和歌なら

【いにしへ】と書いて【いにしえ】

【けふ】と書いて【きょう】

【にほひぬる】と書いて【においぬる】と詠みます。

 

これは、(歴史的仮名遣い/旧仮名遣い)といい、江戸時代中期~第二次世界大戦直後くらいまで使われていた仮名遣いの名残なのです。

今では古典の授業で習うくらいしか目にしないかもしれませんが、【てふてふ】と書いて【ちょうちょ(う)】と言うのは何となく覚えている方も多いでしょう。

歴史的仮名遣いの決まりとして、(※語の最初以外)「わ⇒は」「い⇒ひ」「う⇒ふ」「え⇒へ」「お⇒ほ」というルールがあります。

その他にも「い⇒ゐ」「え⇒ゑ」「お⇒を」「ん⇒む」「じ⇒ぢ」「ず⇒づ」「か⇒くわ」「が⇒ぐわ」

という風に、読む文字と書く文字が違う時代がありました。

その他にも「しょう⇒せう」「(※語の終止)える⇒ゆ」とかもあります。

 

ただし、大河ドラマ「山河燃ゆ」「花燃ゆ」の【ゆ】は【える】という言葉の歴史的仮名遣いですが、えるとは読みません。

これは、燃えるという意味ですが、タイトルであり明治時代・大正時代の話だったので、その時代のお話に

相応しい【もゆ】と、あえて歴史的仮名遣いで書き、読むのもそのままの読み方で読ませているのでしょう。

 

 

つまり、百人一首は平安時代という古い和歌を、江戸中期~昭和初期という古い時代の仮名遣いで残された作品なので、現代の文字と違う書き方がされているのです。

ご理解いただけましたでしょうか。

では最後に問題です。

「おほゐし てむぐどふ」

さて何と書いているでしょうか?

※問題が間違えていたら恥ずかしい・・・

 

 

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