京都パワースポットと百人一首!【北野天満宮編】(パート1)
皆さんこんにちは。
広報の藤澤です。
よろしくお願い致します。
やっと京都も梅雨明け宣言が出され、モワッとした蒸し暑さは落ち着きました。
日陰に入ると幾分涼しさが感じられ、気持ちの良い夏本番到来といった感じです。
祇園祭の前祭が終わり、後祭が7月21日(木)~23日(土)
後祭山鉾巡行が7月24日(日)9:30~始まります。
前祭で建てられなかった10基の鉾が建つ予定で、最後尾は、今年完全復興の大船鉾が見どころです。
さてさて、久しぶりのこのシリーズ、好評に付 最新号を始めたいと思います。
今回は、受験生必見!学問の神様・菅原道真(すがわら の みちざね)公を御祭神に祀る北野天満宮です。
そもそも、天満宮とはなんぞや!北野神社と言わへんの?
日本の神社には、様々な呼び名のものが多い。
例えば、熱田神宮や伊勢神宮などの【神宮(じんぐう)】
伏見稲荷大社や出雲大社や春日大社などの【大社(たいしゃ)】
熊野権現や箱根権現などの【権現(ごんげん)】
日光東照宮や久能山東照宮などの【東照宮(とうしょうぐう)】
石清水八幡宮や宇佐八幡宮などの【八幡宮(はちまんぐう)】
久留米水天宮などの【水天宮(すいてんぐう)】
これらは、
元天皇、元親王など皇室の方々が御隠れになってから祀られたもの。
織田信長(建勲神社)、徳川家康(東照宮)、豊臣秀吉(豊国神社)、明智光秀(御霊神社)、平将門(國王神社)などの有力(有名)な武人や偉人が亡くなってから神として祀るもの。
古事記・日本書記に出て来る万物創造の神々を祀るもの。
山の神(山そのものを神とする)、川の神、海の神など自然信仰・山岳信仰のものなど。
七福神などインド系・中国系の神様もいれたら日本人より多いかも(いや~それはない)
本当に日本は、右を向いても、左を向いても神様ばかり。
よく『やおよろずの神』という言葉を聞きますが、漢字で書くと【八百万神】
【8,000,000柱の神】?
いえいえ、
八百万とは、昔の言葉でとにかく数が多い・めっちゃ沢山という意味です。
だから八百屋も野菜を800品目売っていますという意味ではなく、沢山の野菜を売るお店という意味なんですね。
つまり日本には、そのくらい神様がいますという事ですね。
そんな沢山いる神様の中でも道真公は、恨みを鎮める為に祀られ、現在まったく違う神として信仰された非常に劇的な神様なんです。
北野天満宮以外にも大宰府天満宮、大阪天満宮など日本全国に天満宮 天神社 菅原神社 天満神社などこれらすべて同一の祭神・つまり菅原道真公を祀っているのです。
その数 約1万2千以上。
日本の全ての神社(大きな神社の境内に一緒に祀られている小さい祠も含む)約8万社で、一番多いのが八幡信仰、二番が伊勢信仰。
天神信仰(道真公を信仰)は第三位。
一位の八幡信仰は、源氏の氏神・寺院の守護神として、荘園制がしかれた際全国の寺院に勧請されていった経緯から、武家や仏教からも篤く信仰され全国的に広まりました。
二位の伊勢信仰は、皇室の祖神でもあり国家鎮護の最高神として崇敬されました。江戸時代には『おかげ参り』という観光が流行り、より参詣者が増えたようです。
つまり天神信仰(道真)とは、元々神様でもなければ、その血族の皇室でもない、一個人にもかかわらず、これだけ全国に神として崇められ奉られているのです。
ある意味脅威であり、御利益も含め御神威が生きている証拠かと思います。
受験のシーズンには、学生&家族で境内は凄い事になります。
百人一首の歌人としては、【菅家(かんけ)】という名前で登場します。
次回は、北野神社のクローズアップしてお話しますので、お楽しみに(^^)/~~~
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