2014年05月16日 囲碁・将棋

タイトル戦 ②

盤の揮毫 対局中の 様子について

 

対局記念に 対局盤裏に 両対局者に 揮毫を して頂きます。

羽生森内

対局盤は事前に 盤裏を カンナ等で削りをしておきます( 盤には 溶かした蝋で

盤を仕上げていますので そのままでは 墨をはじき 揮毫出来ません)

その上に胡粉(ごふん)で仕上げておきます (蛤 牡蠣 ホタテ等を風化させ

粉状にしたいわゆる 今で言う チョーク替わり チョークで可)

墨も 紙用でなく 木などの専用墨汁を使用します、

盤右側に タイトル戦名 第何期 第何局明記 へそ下に 右 タイトル者棋士名

左 挑戦者名 提供者の希望により 両対局者の真ん中に 立会人名 盤左に

日時 場所ホテル旅館名の順に 揮毫していきます

対局者は それぞれご自分のサインのみ 両サイドの 揮毫はホテルや 旅館の

美しい文字の書ける方に 前もってお願いしておきます

 

画像 参照

そして リクエストにて へそ上に 盤に 銘を揮毫します、

王立誠 十段 悠々   森内名人 志  山下敬吾碁聖 夢

羽生名人 玲瓏(美しく澄みわたった様(さま) 等々 です。

 

盤にとって水気は禁物 揮毫乾くのを待って サインの上から 改めて 蝋刷りをします、

碁盤は 墨字だけです が 将棋盤は 落款をします この朱肉は中々 乾きません

蝋刷りはたいてい 深夜になります。

 

番外編

以前 ある対局で 対局盤以外の その提供者の 他の手持ちの盤にも揮毫をと

申し出あり これは駄目ルール違反です。

 

揮毫はここまで 本日は後 前夜祭となります、これらの様子は デジカメにて撮影

他の 写真と合わせて 提供者に いい記念になります。

 

夕刻より前夜祭の開催です

主催新聞社の 社長 開催地の知事 市長 棋院スタッフの挨拶等進行していきます、

乾杯にて前夜祭食事となります、途中 司会者より 両対局者 解説スタッフ

立会人等の紹介 両対局者による 今回対局の 抱負の紹介等 進行していきます、

 

その間をぬう様に 提供者を新聞社社長 知事 市長 棋院の役員と 紹介して回ります。

いずれの方も 「この度は ありがとうございます」等お礼の言葉頂き提供者はご満悦です。

両対局者は いつも早い目の 退場となります。

 

そして 部屋についたころを見計らい 両対局者の 部屋に揮毫謝礼 金一封を

手渡しに 部屋へ 訪問 遅いと 温泉地では風呂に行ったり 早めに休んだりしますので

このタイミングがベターと思っています。 揮毫代 金額を明かすわけにはいけませんが

決して 安くはないです 以前 揮毫代として ティーカップセットで

済ませた 猛者もいますが これもルール違反でしょう、

 

娯楽室について

こんな訳で 我々は 食事を口にすることは中々難しいです

旅館 ホテルには 検討室が用意されます 対局の 解説等の検討のため

盤石も 2~3セット用意されます。

大体 その隣に 娯楽室が用意されます、両対局者 BS解説者 棋院関係者

観戦記者 新聞社スタッフ 等々 関係者の いわゆる 談笑室です

 

そこには 先ほどの前夜祭メニューがずらり おにぎり おつまみ そしてお酒

お酒は観戦記者 他スタッフが 各地より選りすぐりの 自慢のお酒の差し入れです、

なかなかの銘酒ぞろい 旅館 ホテルからは ウイスキーと さながら ビュッフェ娯楽室

ゆっくり 談笑しながらの遅まきの 食事です、

 

そこでは 対局者の超治勲 先生BSスタッフと 将棋を指したりと 和気あいあいの雰囲気

又ある対局では 麻雀始まったりと 対局盤提供者にとっては 本当一度限りの体験 すぐ皆さんと 談笑始まります

余談

大阪の対局時 ある対局者は吉本新喜劇を 見に行きました 何かトラブルに巻き込まれたら大変

対局場離れること これもルール違反です

 

おもてなし

雲仙温泉での 対局宿泊でのお話、雲仙温泉対局旅館といえば もう皆様には お判りの

の 旅館です

 

雲仙温泉 泉質は 硫黄を含んだ強い酸性泉です 車を走らせていると 車床下で

ドスンと音 なにかと 観たら 車のマフラーが 落ちてます、 道路の強い酸性の

湯煙に長く晒されているうち マフラー腐食 抜け落ちたわけです、

 

こんな 訳で 一日 二日と私の白い車は外に晒しておくと 茶色い錆が 何本か見られます

私の車は  対局盤の出し入れのため 玄関のすぐ前横に駐車せていただいてました

2~3日して 気付いたのですが 私の車には 錆後がないのです、

何と 毎日私の車は 洗車されていたわけです。

 

宿泊中 毎晩10時半過ぎぐらい コンコン ドアノック 若い仲居さんが

「お夜食は如何ですか」と 「お願いします」「2個・3個」と 3個でお願い

おむすびに 味噌汁 漬物 おしぼり  ホテルの ルームサービスと又

一流旅館のこれぞ おもてなし

 

この様な いろんな方との出会い 体験の毎日は 一般的には滅多に体験できることでなく

対局盤提供者も すっかり 感激 満足していただきました。

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