京都パワースポットと百人一首!【八坂神社編】(パート2)
皆さんこんにちは。
広報のFです。
よろしくお願い致します。
パート1から1年半も経ってのパート2です。
皆様、すっかり忘れておられたのでは無いですか?
気になる方は、パート1からどうぞ。
もうすぐ京都では、日本三大祭の一つ【祇園祭】が始まります。
京都市内で7月1日~31日までの1カ月間、様々な神事が執り行われる、京都を代表する祭礼です。
この祭は、何を隠そう八坂神社1100年の伝統を持つ、由緒ある祭礼なのです。
そもそも祇園祭と呼ばれるのは、八坂神社が明治以前は、【祇園社(ぎおんしゃ)】と呼ばれ、その祭神が祇園精舎の守護神であることからこの名が付いたようです。
それでは祇園(ぎおん)とは、どういう意味なのか。
実は、祇園精舎【お釈迦様が修行したインドの寺院の一つで、正式名:祇樹給孤独園精舎(ぎじゅぎっこどくおんしょうじゃ)】からついた名前で、日本に伝わって来る間に、漢訳・和訳の際 略されたようです。
平家物語の冒頭『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…』で聞き覚えがある、あの祇園精舎です。
元々祇園祭ではなく【祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)】と呼ばれていた神事で、貞観11年(869年)京の都や日本各地に疫病が流行った時、京都の庭園:神泉苑に当時の国の数と同じ66本の鉾を立て、祇園の神を祭り、神輿を出して疫病退散を祈願したそうです。
私の知る限り京都に住む人で、祇園祭を知らない人はいないと思いますが、見に行った事は無いという人は、案外居ます。
理由としては、人が多くトイレや電車もどこも混むし、飲食店は普段でも高価なのにさらに便乗値上げしてんのとちゃうか?と言う位高価。
移動手段も自転車(京都市内に住むと自転車が便利)に乗って移動は不可能なほど人で混むし、停める所を探すのも大変。
そして最大の理由は【いつでも行けるから!】です。
なんか上から目線の言いようですが、普段通勤通学・お買い物などで通っている場所に、山鉾や出店が出ているので、特別感が薄らぐのかもしれません。
しかし毎年京都在住の人こそ祇園祭に行くべきです。
祇園祭を執り行う八坂神社の祭神の一柱:スサノオノミコトは、疫病を鎮める神。
※京都では、疫病に悩まされていた、
食中毒を起こす【腸管出血性大腸菌(O-157、O-111などがある)】【カンピロバクター】【黄色ブドウ球菌】【サルモネラ菌】などの高温多湿を好む細菌もこの時期からニュースを賑わします。
また、【プール熱(咽頭結膜熱/いんとうけつまくねつ)】【とびひ(伝染性膿痂疹/でんせんせいのうかしん)】【リンゴ病】【手足口病(てあしくちびょう)】【ヘルパンギーナ】【風疹(ふうしん)】【水イボ(伝染性軟属腫/でんせんせいなんぞくしゅ)】【水虫(みずむし)】など、食欲が落ちて抵抗力の下がっている暑い季節に、伝染するウイルス性の病気なども恐い病気です。
これらの病気(症状)を昔の人は、原因が解からない不思議な現象として、人外の(呪い)(祟り)と考える人が多かったようです。
特に、気象現象や大多数の人に及ぼされる災害などの超自然的力を『神がお怒りじゃーッ!』と畏れました。
皆既日食や皆既月食 竜巻や台風 山彦(登山した時のヤッホーの事ね)や地震もすべて、神や精霊 鬼や龍や大ナマズなどが引き起こすと思われてきました。
古代日本から中世日本まで、こういった目に見えない、しかし人々に害を及ぼす物を、人外の所業ととらえ、その原因を衛生対策や健康維持ではなく、精神や宗教に判断を委ねて行動していたようです。
江戸時代ですら病で寝込み、薬師や医師の見立ても芳しくない場合、寺社の加持祈祷に頼っていたようです。
という事から、疫病鎮護の神(スサノオノミコト)を祀る祇園社(八坂神社)の祭礼が、毎年行われ一時応仁の乱から33年間程中断しましたが、1500年に復活してから、現在も受け継がれているのですね。
パート2にして、2+3+4位のボリュームで、すみません。
次回は、もっと長いかもよ <`η´>ヶヶヶ
シリーズ過去ブログ
#パワースポット
#神社
#百人一首とパワースポット