コミックス『ちはやふる44巻』を詠んでの感想!
みなさんこんにちは。
広報の藤澤です。
宜しくお願い致します。
新型コロナ感染症の影響で、かるた会の大会が中止になり、家で黙々と練習している選手の方々や愛好家の方々の、心のよりどころでもある、コミックス『ちはやふる』の最新刊が発売致しました。
今回の44巻の内容は、まだ読んでいない方もいらっしゃるかもしれませんので、サラッとだけ言うとクイーン戦第二試合です。
今回も白熱した戦いとその心情を、コミックスならではの表現であらわした素晴らしい巻です。
今回筆者が特に心が揺さぶられたのが、千早の戦いを間近で応援する家族達の心情の変化です。
頑張る千早を見て「マグレでも良いから勝って欲しい」と願う家族。
しかし、調子を崩し、そして立て直し、最強の敵:詩暢ちゃんにドンドン近づいていく愛娘の真剣さや迫力に、ハッと気づくのです。
【マグレでも良いから勝てだなんて、娘に失礼!】と。
親なら我が子の努力や挑戦に対し、その先に何んらかの良い結果が出て欲しいと望むのは当たり前のはなし。
ましてや一緒に頑張ってきた家族なら、なおさらです。
『まぐれでも良いから勝たせてやって欲しい』と思うのは、当たり前ではないでしょうか。
しかしそんな甘い親の望みを、子供は超えていく素晴らしさを秘めている事を、改めて感じさせて頂きました。
勝負の世界で、わざとイヤらしい作戦を仕掛け、相手の心を揺さぶり、スキを狙う事は、上位のかるた選手では当たり前の勝負の世界。
そういった、かるた選手の泥臭いリアリティをも、創造作品の中で表現できるとは。
末次先生!
あなたは天才です!
普通は、主人公の周りにイヤらしいズルいキャラが居て、主人公を引きずり降ろそうとたくらむが、主人公の真っすぐでひたむきな頑張り(頑張りだったり、思い)に、最終的には主人公が勝利するという落ちが漫画の王道な気がします。
しかし、あくまでも現実に存在する人間のように、コミックスの中で選手達を表現し、現実のクイーン戦の緊迫感を表現し、まわりの応援する仲間たちや家族達の思いを表現している。
場所も勧学館の一室での出来事。
時間も数時間の話。
出てくるキャラもせいぜい20~30人(ちっこい神様は別ね)の限られた世界の中で、ここまで一気に読み進めさせて下さる漫画はあるでしょうか。
いや無い!!
本当に、一気に読ませてくれる素晴らしい作品です。
一気に読んだので、もう一回じっくり読みなおそう。
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#千歳姉ちゃん、どこへ?
#太一、チョロッと出てきた
#内容サラッとと言いながら、かなり言っちゃってる