大石天狗堂の囲碁入門『碁石について Vol.2』
大石天狗堂の囲碁入門
前回に続き、今回も碁石関連です。
【碁石の持ち方】:人差し指の爪と中指の腹(爪側ではなく指紋のある方です)で挟むように持ちます。
この時、指の第一関節、第二関節はスッと伸ばし、優雅に打つのが美しく見えるコツです。
【碁石のサイズ】:黒石(7分3里=22.2㎜) 白石(7分3里=21.9㎜)です。
同サイズではないのは、白が膨張色の為 ワザと変えて同じように見えるよう考えられているようです。
【碁石の数】:白石=180粒 黒石=181粒です。
黒石が一粒多いのは、先番(打つ順番が先)だからです。
因みに、碁器(碁笥)を買われる際は、黒石を入れてみて購入するのがお勧めです。
黒石の方が、白石より一粒のサイズも大きく、数も多い為です。
【碁石の厚み】:碁石の厚みの単位は『号』で表し、20号(6㎜)から50号(14.3㎜)位まで実際に、現存しているようですが、50号などはあまりに厚すぎて、打ち辛いようです。
一般的には45号までが市場に出回っているようです。
タイトル戦では、32号から34号がよく使われるようです。
あなたが大人か子供か、男性か女性か等、石を持つ人によって丁度良い厚みは違います。
粒の大きさが厚くなると持ちにくいようですが、打った時の音の響きは一般的に良いようです。
盤とのバランスを見て、碁石の厚みを選ばれるのも一つでしょう。
ただし、白石も黒石も天然のものなので機械で作ったものと違い、絶対に割れたり欠けたりしないという事は言えません。
また、縞目や色味や艶など、180粒まったく同じではない事は当然ですが、それが良さではないでしょうか。
いわゆる『手作りの良さ!』という事ですね。