新シリーズ 楽しい京都弁講座 Vol.1【ほっといて!】
皆さんこんにちは。
広報の藤澤です。
宜しくお願い致します。
皆さんは、京都弁をご存じですか?
いきなりなんだと思うかもしれませんね。
間違っても「そうどす」とか「あらしゃいません」とか使いまへん。
仮に使うにしても「おいでやす」とか「お~きに~」とか「おまっとはん」とかでしょうか。
でもこれは、どちらかというと、お商売をされている方々、それも老舗料亭や温泉宿など、創業何百年のお店屋さんの言葉です。
じゃあ
じゃあ
じゃあ
実際の京都の市井の人々が使う、日常の京都弁ってどんなの?
色々ありますが、本日取り上げたいのが
【ほっといて~】
これは標準語に変換すると、捨てておいてね~という意味ですね。
類似語だと「ほかしといて~」という言葉があります。
こちらは、もう少し丁寧な言い方の時で、捨てる事を頼んでいるのは一緒です。
そして紛らわしいのが、同じ言い方で、そのままにしておく、放置しておくの意味の【ほっといて~】もあります。
例えば
『このゴミ、ほっといて~』は、どういう意味でしょう。
①このゴミを捨てておいて下さい
②このゴミはそのままにしておいて下さい
正解は、
この問題文だけでは分かりません。
この言葉の前に、(もう、いらんから)(汚いなぁ)(誰がこんなところに捨てたんや?お~い)と言った言葉が付けば①の意味になります。
しかし、(ゴミに見えるかもしれないけど、明日使うし)(それ、いるやつやし)(しゃあないな、とりあえずここに置いとこか)といった言葉が先にあれば、②になります。
言葉だけでなく、態度・仕草・前後の状況・シチュエーション・言う相手などで、言葉の意味を考える。
それが日本語の難しであり、すごくシンプルな言葉の中に、多くの意味が込められています。
そしてその最たる言葉が京都弁なのです。
是非使ってみて下さい。
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