歴史の舞台 伏見桃山『伏見って広いぞ~』
皆さんこんにちは。
広報の藤澤です。
よろしくお願い致します。
前回ブログが、筆者の好きな武将ランキングベスト5に入るほど好きだった為、熱く語りすぎて本題に入るまでが長くなってしまいました。
今回はそんな事がないように、先に本題を申し上げますと『伏見桃山は広い』がテーマです。
皆さんが普段イメージされる京都って、どのようなイメージでしょうか?
祇園舞妓さん?、寺社仏閣?
ほとんどが京都市や宇治市など、京都府の中でも凄く限られたエリアを指す方が多いのではないでしょうか。
しかし京都府の中の、京都市が占める割合は凄く狭いのです。
京都府の総面積が(4,612㎢)
京都市の総面積が(827.8㎢)ですから、実に【5~6分の1】しかありません。
非常に狭いエリアが京都市なのです。
その京都市の中の、区別面積ランキングを改めて見てみますと
一位 右京区(292.07㎢)
二位 左京区(246.77㎢)
三位 北区(94.88㎢)
四位 伏見区(61.66㎢)
五位 西京区(59.24㎢)
となります。
しかしこの内、上位3位までは、人家の少ない山林が多くを占める為、人口密度などからランキングし直して見てみますと
一位 伏見区(約28万人)
二位 右京区(約20万人)
三位 左京区(約17万人)
四位 西京区(約15万人)
五位 山科区(約13万人)
という結果になります。
この事から京都市で一番人口の多い区は、伏見区となり必然的に学校や商業施設、病院や賃貸物件など、暮らし易い町といえると思います(たぶん)。
※年度によって人口の変動があります。
この春から、京都の大学や企業で頑張る方々の、生活拠点としても伏見区は非常に魅力的な場所ですので、是非ご検討下さい。
京都は、景観地区・風致地区などがあり、タワーマンションが建てられないエリアや、御所などの国有財産の場所もある為、住宅の密集度に差がありますが、伏見区は比較的バランスが取れているのではないでしょうか。
これは練馬区が、世田谷区・大田区・足立区より狭い面積ながら、人口で東京24区で2番目に多いのと似ています。
しかし伏見区にも、観光スポットや歴史的に有名な場所が多数あります。
前回書いた明智光秀にゆかりの小栗栖の竹藪も伏見。
全国の稲荷大社の総本山・伏見稲荷大社も伏見。
勝運と馬の神様で有名な藤森神社(ふじのもりじんじゃ)も伏見。
鳥羽・伏見の戦いの激戦地・城南宮も、淀の方が住んだ淀城も、秀吉の催した醍醐の花見の醍醐寺も、すべて伏見なんです。
大石天狗堂の回りにも、鳥羽伏見の戦いの銃痕が残る老舗料亭や、坂本龍馬ゆかりの宿、大石天狗堂より古いお店などなど。
そして当店から東に数十メートルの所に、伏見奉行所があり、当店を挟み西側に牢獄があったようです。
当店のすぐ横にある京阪電鉄本線の『呂ノ図子踏切(ろのずしふみきり)』という場所があります。
この踏切から北に向いた方角が、撮り鉄(電車や線路や駅舎などを撮影するカメラ好きの人達の事)の間で人気だそうです。
伏見桃山駅から直線コースで、駅から出発してまだスピードが乗っていない状態と、北に向く撮影で逆光になりにくいという、電車撮影にはもってこいの好条件だそうです。
図子(ずし)とは、大きな通りと通りを結ぶ、小さな通りや路地の事。
呂ノ(ろの)は、筆者の推測で「牢ノ(ろうの)」が、年月と共に言い易い言葉に縮まったのではと考えます。
『牢の図子(小路)』を『ろのずし』と読み替えられ、奉行所から牢屋までの間の小路を指した名前から付いた踏切名だったのかもしれませんね。
※あくまで筆者の推測です。
毎年、この踏切脇で近所の野良猫が子供を産み、電車や通行人が来るたびに隠れる様は、愛らしくもあり心配にもなります。
また、その野良猫に餌を与えにくる人もいて、気持ちは分りますが、ゴミの問題や、そこに野良猫が住み着く事で、線路内に子猫が入り、猫と電車の事故や、猫を見にきた人の線路内の危険にもつながりますので、やめて欲しいです。
実際、遮断機の降りているのに、遮断機棒から線路内を覗き込み、子猫を見ていた子供がいて、ビックリした事があります。
ブログで書く事ではないかもしれませんが、大石天狗堂としてのお願いです。
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#撮り鉄さんがよく来ている
#伏見奉行所と伏見牢屋の間の路地